Forestry林業

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森林の育成手順

1.苗木を育てる

樹木はその成長過程で病害・気象害に強く、また伐採時においても形状・材質・材色の良さ等が求められますが、これは品種の特性が大きく影響するものであり、より良い苗木を育て、植栽するところからはじまります。
社有林に植栽する苗木の約7割は、当社雨乞岳苗圃で過去の経験やデータから優良な親木を選び、その種や枝から、播種ハシュや挿し木をして育成したものを植栽します。
このことは優良材の生産とあわせ、病虫・気象害に強く、活力のある森林の育成につながります。

2.新植(苗木を植える)

苗木を植える前に、伐採跡地を植えやすいように枝などを整理する。これを地拵えといい、造林予定地全面にわたって植栽することを新植といいます。

伐採後、植栽されずに放置された森林。
森林の持つ貯水機能が無くなり、土砂崩れなどの災害が懸念されるようになっている。

3.下刈

苗木を植えてから5~6年間は苗木より周りの草の成長が早く、放っておくと植えた木が枯れてしまうのを防ぐために、雑草木をかまや刈り払い機で刈り払う作業を下刈といいます。
この作業を怠ると、植栽木が雑草に被圧され、蒸れの害* で枯れてしまいます。

* 蒸れの害:湿度が高い状態(蒸れ)のために菌が増えやすくなり、病害を引き起こす

4.つる切り・除伐

下刈が終わって成林してきた林分*において、間伐が行われるまでの間に、潅木やツル・カズラが繁茂して植栽木ショクサイボクの成長を阻害し、又、不良木の原因となるためこれらのものを取り除く作業をつる切り又は除伐といいます。
この作業を怠ると、つるが植栽木に巻きついて幹を変形させたり、潅木に被圧されると成長に負けて枯れてしまいます。

*成林してきた林分:植栽した苗が大きくなって、林らしくなってきた状態。

5.枝打

植栽木の枯れ枝や樹冠ジュカン(クローネ)下部の生き枝を取り除く作業です。
その目的は、木材として商品価値の高い無節材の生産と、林内の風通しをよくして病虫害の発生を予防することです。又、林内に日光を取り入れることにより、下層植生*を豊かにすることで、土壌の保全を図ることができ、森林の持つ貯水機能や生態系保全に大きく影響してきます。

*下層植生とは:植栽木の下に生える木や草のこと。

6.間伐

 

林木は、成長するにつれ過密状態となり、林木相互の間に競争が起こります。この時期から主伐までの間に、立木の密度を調整するための間引きを行う作業を間伐といいます。
 この間伐は、造林過程の中でも最も大事な作業であり次のような効用があります。

  • 健全で形質の良い林木が残され、残存木の成長が盛んになり、直径成長が促進される。
  • 適度の間伐によって、林木を健全にし、諸害に対する抵抗性を強める。
  • 林木が健全になる事で、活力が旺盛になりCO2の吸収力が増してくる。
  • 林内に日光が入り、下層植生が維持される事により、地力・保水力が維持される。

7.高性能林業機械集材

森林管理と共に、伐出経費の削減・作業者の高齢化対策として、高性能林業機械を数台所有しており、機械化林業にも取り組んでいます。

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