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社有林の歩み

 当社が管理する九州電力社有林は大正の時代には野焼きが繰り返された原野でした。先人たちが努力と試行錯誤をしながら木を植え、育ててきたからこそ、現在では豊かな森林が形成されています。

1919
大正8年

九州水力電気が原野造林に着手
当社の前身となる九州水力電気が「永久に消えない電球を灯したい」という思いから、水力発電のための水源かん養や電柱用材、木材生産を目的に原野に造林を開始

1949
昭和24年

九州林産が創立
九州水力電気から山林管理を引き継いだ九州配電の林業部門から分離・独立し、九州林産が創立

1955
昭和30年頃

施業の機械化が始まる
伐出にはチェーンソー、集運材にはトラックの使用を開始

1960
昭和35年頃

木材の出荷、植林が最盛期を迎える
植林したスギ・ヒノキが主伐期を迎え、森林経営が本格化
生産した木材は電柱材として納品し、残りは建築用材として出荷

1965
昭和40年頃

社有林からの電柱材供給が終了
電柱材が木材からコンクリート材に変わり、電柱用材供給の役割が終了

1995
平成7年

山下池山林が「水源の森百選」に認定
水源かん養機能が維持され、また、整備された遊歩道があることで自然とのふれあいの場や教育の場としても利用されていることが評価

2005
平成17年

FSC®森林認証取得(FSC®C018956)
当社が管理する九州電力社有林において、FSC®森林管理認証(FM認証)を電力会社では初めて、国内では20件目、九州では2件目の取得

2011
平成23年

「次世代の大分森林づくりモデル林」の第1号に山下池山林が指定

  • 施業:長伐期施業
  • 目標林型:ヒノキの長伐期林

持続的な木材生産と公益的機能が発揮できる森林づくりが評価

2012
平成24年

「次世代の大分森林づくりモデル林」の第5号に山下池山林が指定

  • 施業:群状択伐施業
  • 目標林型:モザイク状複層林
2013
平成25年

「次世代の大分森林づくりモデル林」の第15号に平家山山林が指定

  • 施業:長期育成循環施業
  • 目標林型:高齢級スギ展示林
2016
平成28年

九電みらい財団と当社が本格的な環境教育の取り組みを開始
山下池山林周辺の「くじゅう九電の森」で次世代を担う若者たちを対象に開始

九州電力管財部門が「社有林管理方針」を策定
持続可能な森林管理を目指すための方針を策定

高性能林業機械の導入
森林施業の効率化を推進

2019
令和元年

九州電力社有林100周年
記念行事の一環として、京都市の賀茂別雷神社(通称、上賀茂神社)にヒノキの大木を寄贈

※賀茂別雷神社:京都で最も古い神社の一つで、「電気を司る電器産業の守護神」としても信仰されている

先人たちから受け継いだ森林を50年、100年後の未来にも残せるように、
持続可能な森林管理を進めてまいります

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